こんばんは。伊藤恵です。
昨日に引き続き、ペンの持ち方でなぜ字が違ってくるのか、私が思っていることをお伝えしようと思います。
まず、ペンの持ち方の比較をしてみましょう。
画像は上下セットになっています。
上の段ではどのように持っているかわかりやすい角度から見ています。
下の段ではこの持ち方によって、ペンにどういう向きで力がかかるか、字にどう影響するかを解説しています。
一番右側が正しい持ち方の例ですが、その他の持ち方だと力がかかりすぎてしまい、力がかかる方向もあちこちになってしまいます。
力を入れないと字が書けないと思う人もいるかもしれません。
ですが、紙の上を縦横斜めにペンを移動させて字を書くのに、紙に押し付ける力が強いのでは線がゆがんでしまいます。
筆圧が強いと、線が濃く太くなって見やすいと思いがちですが、ペンなら濃さは一定ですし、細くてもキレイに正しく書くことができれば、より見やすくて読みやすいです。
そして力を入れて書いていると肩が凝って疲れてしまいます^^;
それぞれの持ち方で"季節"と書いてみました。
位置は上の持ち方と対応しています。
左から順番に見ていきましょう。
左は私が慣れている持ち方でもあるので、ある程度は整えて書くことができます。
ですが、子の横線の伏せが強かったり、節は竹冠とその下のバランスが合ってないように見えます。
左から2番目は微妙に線の方向がそろってないです。季の横線や、節の最後の縦線を見るとわかりやすいでしょうか。
右から2番目は、私がこの持ち方に慣れてないせいもありますが、季は線の方向が一番ちぐはぐになっています。節は比較的整っているようですが、字の大きさが他と比べて小さくなっています。普段急いで書くような場面ならもっと縮こまってしまうでしょう。
右端は正しい持ち方の字ですが、一番安定しているように見えませんか?
やはり節は違いが出るように思います。間隔も線の向きもそろって、線のゆがみも他に比べて少ないです。
右端以外の持ち方は、実は姿勢のくずれにもつながります。
明日は書く時の姿勢についてお伝えできればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた明日(^^)/~~~
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