いつもありがとうございます。伊藤恵です。
私は山形生まれの山形育ちでして、住所だったり会社名などで「山形」と書く機会が多いです。
まだペン字の昇段途中の頃だったか、便箋に書いた私の字を見た母が言ったのです。
「"山"のタテ線から曲がっているし、字が下に進むほど左に曲がってるじゃない。一文字ずつ整っていると余計に目立つよ」
(母は習字の先生です。実際はもっとなまってました^^;)
褒められてけなされて!?のようなコメントに、今以上に未熟だった私は
ー字がキレイならいいじゃない。多少線が曲がっているくらいで細かいなー
と思いました。
数年後、そう思ったのは間違いだったと気づきました。
去年の夏、書道家のための開業講座を受講した際に、主催の髙宮華子先生のお話で
「書道では中心が通っていることが大事なんです。書道展で審査員の先生が入賞の作品を選ぶときは、まず中心が通っていなければ外されます。字のキレイさも大事ですが、作品は全体のバランスで良し悪しが決まります。」
といった内容でした。
ー中心てそんなに大事だったのか。あの時の母の言葉は間違いじゃなかったんだなー
と密かに衝撃を受けていました(笑)
書道展に出品するとか、腕のある書道家さんと接する機会があまりなかったこともあり、昨年の受講はいろいろな面で刺激と成長のきっかけになり、本当に貴重な体験でした。
一文字ずつキレイにしていくのは時間がかかりますが、中心を通すことを心がけるのはすぐにできるのでは?
"中心を通す"ができると、字も今までよりキレイに見えるはず^^
ちなみに今現在の私が書く"山"は冒頭の通りです。
緊張すると力が入って、いまだに曲がってしまいます^^;
書く前は少し腕ならしに試し書きしてから書いたりするといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた(^^)/~~~
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