こんにちは。伊藤恵です。
いつもありがとうございます。
前回は私の体験談から記事を書かせて頂きました。
すると昔のことがいろいろ思い出されて「なんか他にもあるかも!」と思ったので、今回も体験談から書きたいと思います。
私は字を覚える前からお絵かきが好きな子供で、こんな感じで書いていました ↓
わかりますでしょうか?
左手の指先と肘を机について、手首を山にして、それに顔をのせた格好で描いていました。
今思うとよくこの姿勢で描けたなと思います^^;
字を書く時も一緒で、小・中学校、高校でも少し?普段はこんな姿勢だったと思います。
当時は今より体も小さく、机が高かったせいもあるかもしれません。
(大人になった今やってみたらだいぶキツイです)
これは極端な例ですが、姿勢の大事さをお伝えするには良い例かなと思います。
この姿勢でキレイな字を書くのはなかなか難しいです。
大きな理由は2つあると考えます。
①紙と目の距離が近くて全体が見えないから
②紙(書く場所)を見る視線が斜めで、書きあがりが正しく見えないから
私の字が実際にそうだったのですが、
紙と目が近いと、今書いているペン先の部分だけを見ているので、字のバランスも悪く行が波打ったようになります。そして字が極端に小さい!
字のバランスを良くしたり行の中心を揃えるには、先に書いた字を見たり、これから書こうとしている余白を見てイメージしたりと、広く見ることが大事です。
私が思うに、車の運転に似ています。
車を運転する人は遠くを見るように習ったと思いますが、運転する時に目線が近いと、曲がって運転していることに気づきにくく、遠くを見た方がまっすぐに走れます。カーブの時も、自分の車が通る場所を想定して先を見ているときれいに曲がれます。
字を書く時も、どこに書くか、どこまで書くかを意識していると、イメージに近い字が書けます。
そして極端に小さい字は読むのが疲れます。書いている本人はその大きさに慣れてしまって自覚がないのですが、読む人のことを考えて、字の大きさにも気をつけたいものです。
次に視線の角度について。
書きあがった字を見るのは正面からなので、書いている時に視線が斜めでは、書きあがりが正しく見えないのです。
私がこれを感じたのは絵を描いている時でしたが、描きあがりの印象が変わってしまうんですね。見ている角度の違いに気づいたのは大人になってからでしょうか。そういうものだと思っているとなかなか気づけないものですね。
(一応図解です ↓ )
今回は理由として2つあげましたが、もう1つ、体(背中)が曲がっていることもまっすぐな線が書けない要因になると思いますが、これは体の使い方が関わってくるので、またの機会にまとめようと思います。
(体が曲がると視線の角度が斜めになるので、体はまっすぐが良いですね。)
習字で教わる正しい姿勢のポイントを紹介します。
①頭は体の真上にくるようにし、背筋を伸ばします。
②書く場所は右目(効き目)の正面に決めます。
③机とお腹の間に握りこぶし1つ分空けます。
④左手で紙の左下を押さえます。
絵に描けませんでしたが、イスに座っている場合は両足を床にしっかりつけて少し開き、下半身を固定します。
こうでなくてはならない、というものではありませんが、キレイに書くための目安にしてもらって、ご自身でいろいろ試して書きやすいポイントを探していただければと思います。
最後に一筆。
人に見られることを意識して字を書くことも上達の近道です。
見られるならキレイに書きたい!と思いますからね^^
(私も頑張らねば✊)
最後までご覧いただきありがとうございます。
それではまた(^^)/~~~
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