1番長い横線がある字

いつもありがとうございます。
伊藤恵です。

朝晩がすっかり涼しくなりました。今朝も薄着だと寒いくらい。
今は青空が爽やかで、日中は少し暑くなりそうです。


今回は以前いただいた手書き相談からご紹介です。
右上がりを強くしない字の続きですね。


同じく右上がりを強くしない、なおかつ1番長い横線がある字をまとめました。

1番長い横線に共通するポイントは、上にカーブをつけて伏せるように書くと安定感が増します。
それぞれの字の特徴も合わせてご覧ください。

【市】
2画目の横線を特に長く書くことで、メリハリと安定感が出ます。
パーツとしては左右対称の字ですが、手書きだと厳密には対称にならないのが活字との違い。
ハネがある縦線は、対になる縦線よりほんの少し長く書くとバランスが良いです。
大事なことは中心が通っていること。
ポイントは画像にある通りですが、
点、横線の中心、縦線の位置をまっすぐそろえることです。
これがズレると字がちぐはぐな印象になるので、意識してみましょう。

【育】
考え方は「市」と共通する部分が多いので応用しましょう。
「ム」はパーツとしてたくさんの字に使われているので、コツを覚えると便利です。
書き始めはほぼ中心から、横線は右上がりにし、最後の点は左下の折れと同じ高さにします。

【貴】
横線が多い字は間隔を等しくそろえましょう。
最後の点ふたつは、中心から同じくらいあけると、中心がまっすぐ通ります。

【異】
「貴」とポイントが似ています。
横線が多いので、長さと間隔に気をつけましょう。

【子】
横線は短くても長くても、中心から左右の長さが同じになるとバランス良いです。
2画目は節をつけるとよりメリハリが出ます。
節の場所とハネがほぼ中心にきます。

【安】
女の横戦を強調したいので、宀は短めにします。
女は中心から書き出し、「く」は反るようにカーブをつけ、「ノ」もふくらませるようにカーブをつけるとかっこよくなります。

いかがでしたか?
まだまだ続きますので、また次の機会にもよろしくお願いいたします。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
それではまた。


忙しい女性にも習える書道を目指して

書道で感性をみがいて、日常を豊かに。

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