筆ペンの基本・お手本の見方【美文字練習ミニ相談会】

こんばんは。伊藤恵です。

いつもありがとうございます。

昨日の吹雪とはうって変わって、落ち着いたお天気でした。

国道沿いの排雪作業がされていました。

人通りが少なくて歩道に積もった雪が、道幅を狭くしていたり、出入りの時の見通しの悪さにつながっているので、とても助かります。

今日は美文字練習ミニ相談会の日でした。

美文字講座にもご参加いただいた方が、お仕事の帰りに寄ってくださいました。

講座以降、ブログやインスタグラムをまめにチェックしてくださっていて、相談会のあいだに話す話題も、ブログに書かれてましたねと仰ってもらえて、「わぁ、すごい!話が早い!^^」と感動しました。

ブログの読者さんとお話できたり、メール等のやりとりがあると、本当に読んでもらえているんだなと実感できて、励みになります!

改めて、いつも本当にありがとうございます。

さて、今日の相談内容は、おもに筆ペンの使い方の基本と、お手本の観察の仕方についてでした。

筆ペンとペン字の練習帳を買って練習したところ、書いてあることはわかるけど、なかなかその通りにできないということで、練習帳をもとに基本を部分的に一緒にやってみました。

簡単にまとめます。

【筆ペンの基本「横線・縦線」】

・筆先の向きを斜め45°で書くこと

・相談者さん・・・筆をつける時点では45°だけど、書くうちに角度が変わって、筆先が線の中に入ってしまう。

・どうしてか・・・紙につけている筆先の根元の部分(”はら”といいます)だけ力がかかっていて、筆の一番先の部分は置いて行かれて引っ張られるようになり、向きが変わってしまっている。

・改善のために・・・筆の一番先の部分まで力をいきわたらせて、角度を変えずに書くこと。

【筆ペンの基本「右はらい」】

・右はらいのときだけは、筆先を上に向けて書く

・相談者さん・・・縦線・横線と同様に、右下に斜めに線を書いていくと、角度が変わって線の中に筆先が入ってしまう。

・どうしてか・・・筆ペンの軸をまわしながら書いてしまう

・改善のために・・・軸はまわさずに、筆先を上に向けたまま書くこと。

練習帳にもポイントとして書かれていますが、相談者さんに限らず、どうしてそうできるのかがわからないところに陥ってしまうようです。

試しに筆ペンを一緒に持って右はらいを書いてみたところ、相談者さんが思っていた感覚と全然違ったそうで、とても驚かれていました。

対面でできる相談の良さはこういうところですね^^

一緒に正しいやり方をやってみて、体験できるのが大きな魅力です。

それまでわからなかったことが発見できる良い機会になります。

正直なところ、相談者さんが自信を持ってちゃんと書けるようになるところまでは、ならせてあげられませんでした。

効果を実感してもらえるには、まだまだ力不足でした。今後の課題です。

理屈は教えてもらったので、家で練習しますとのこと^^

最後にお手本の観察の仕方について。

お手本を見てもなかなか同じように書けないので、見るポイントを知りたいとのことでした。

【お手本の見方】

(例)「歩」※実際に相談された字です

・外形・・・字の外側をおおまかに囲んでできる形(ひし形)

・中心・・・縦と横の中心(中心を通る縦線、"止"の長い横線は横の中心より少し上)

・細部・・・線の長さや角度、線同士の位置関係、余白("止"の各線の位置関係、最後の長い左はらいは離れすぎないように、など)

( ↑ 練習のあと(雑多で申し訳ない💦))

書こうとしているのに書けない、わかってるのにできないというのが一番もどかしいところですね。

できないのは、その原因が自分でわからなかったり、効果的なやり方を知らないから。

ぜひ対面の相談で、原因ややり方を知って、すっきりしてまた意欲的に練習してもらえたら嬉しいです。

3月の開催は申し訳ないですがお休みさせてください。

卒園証書の筆耕や、習字教室の見直しなどのため、開催を見送らせていただきます。

4月に開催するときはブログで告知しますので、チェックしていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それではまた(^^)/~~~


忙しい女性にも習える書道を目指して

書道で感性をみがいて、日常を豊かに。

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